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外務省認証とアポスティーユの違いを行政書士がわかりやすく解説

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行政書士三品美咲事務所

三品 美咲

監修記事
監修記事

「日本の公文書を海外に提出するとき、アポスティーユと外務省認証って何が違うの?」
「どっちの手続きが必要なのかわからない…」

これは、ビザ申請・留学・国際結婚・企業契約などでよく寄せられる質問です。
似ているように見える「アポスティーユ」と「外務省認証」ですが、対象国や手続き内容がまったく異なります

この記事では、行政書士として書類取得・認証代行を行っている立場から、
✅ それぞれの制度の違い
✅ どちらが必要になるのかの判断基準
✅ 申請方法と注意点
をわかりやすく解説します✍️

そもそも「公印確認・認証」とは?

日本で発行された公文書を外国に提出する場合、その書類が「本物」であることを証明する必要があります。
これを行う手続きが「認証」や「アポスティーユ」です。

例)

  • 戸籍謄本を海外で婚姻手続きに使う
  • 卒業証明書を留学先に提出する
  • 登記事項証明書を外国企業との契約に使う

📌 ここで必要になるのが、「アポスティーユ」または「外務省認証(領事認証)」です。

アポスティーユとは?

アポスティーユとは、ハーグ条約(1961年)加盟国間での簡易な書類認証制度です。

📝 特徴

  • ハーグ条約加盟国への提出に必要
  • 外務省で「アポスティーユ証明書」を添付
  • 各国の大使館・領事館での追加手続きは不要
  • 無料で申請できる

🏢 申請先

  • 外務省 領事認証室(または郵送)

📄 代表的な対象書類

  • 戸籍謄本・住民票
  • 登記事項証明書
  • 卒業証明書
  • 委任状・契約書

🌍 代表的な対象国

アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、韓国、オーストラリアなど
👉 加盟国一覧は外務省HPで確認可能

外務省認証(領事認証)とは?

一方、「外務省認証」とは、ハーグ条約に加盟していない国向けの認証手続きです。

📝 特徴

  • ハーグ非加盟国に提出する書類に必要
  • 外務省で認証 → 各国大使館・領事館での領事認証が必要
  • 手続きが2段階になる
  • 書類によっては翻訳・追加書類が必要になることも

🏢 申請先

  • 外務省 領事認証室 → 各国大使館・領事館

📄 代表的な対象国

中国、ベトナム、インド、フィリピン、アラブ首長国連邦など

アポスティーユと外務省認証の違い まとめ

比較項目アポスティーユ外務省認証(領事認証)
対象国ハーグ条約加盟国非加盟国
手続き外務省で1回外務省 → 大使館で2回
費用無料国によって大使館費用あり
手間簡単・スピーディー国によって手続きが煩雑
翻訳不要な場合が多い翻訳・追加書類が必要な場合も
処理期間1~3営業日程度3~10営業日程度(国による)

👉 提出先の国が「ハーグ加盟国」か「非加盟国」かで手続きが大きく変わります!

どちらが必要かの判断方法

📍 提出先の国がハーグ条約加盟国か調べる
 → 加盟国ならアポスティーユ
📍 非加盟国の場合
 → 外務省認証+大使館(領事)認証が必要
📝 国によって細かい要件が異なる
 → 翻訳文の添付・事前申請・追加公証が必要な場合も
👉 特に中国・ベトナム・中東諸国は、追加書類や予約が必要なケースが多く注意が必要です。

申請の流れ

📄 アポスティーユの場合

  1. 書類の取得(例:戸籍謄本など)
  2. 外務省でアポスティーユ申請
  3. 書類に証明書が添付されて返送/受け取り
  4. そのまま提出先へ提出可能

📄 外務省認証の場合

  1. 書類の取得
  2. 外務省で認証申請
  3. 各国大使館・領事館で領事認証
  4. 必要に応じて翻訳・提出

よくあるトラブルと注意点

❌ 国を間違えてアポスティーユを申請 → 再取得・再申請で時間ロス
❌ 大使館の予約が取れず提出期限に間に合わない
❌ 翻訳の形式不備で差し戻し
❌ 公文書の有効期限切れ

📌 特にビザ申請や国際結婚では、提出期限がタイトなケースも多いため、早めの準備と専門家のサポートが重要です。

行政書士に依頼するメリット

✅ 書類取得から認証・発送までワンストップ

✅ 国ごとの申請要件に精通している

✅ 翻訳・アポスティーユ・認証を一括で依頼可能

✅ 渡航せずに手続きを完了できる

当事務所のサポート内容

行政書士三品美咲事務所では、国内外の手続きに精通した行政書士が、
✅ 書類取得
✅ アポスティーユ申請
✅ 外務省認証+大使館認証
✅ 翻訳対応(日本語・英語・韓国語)
✅ 海外発送(EMS/DHL)
まで一括で対応いたします。
👉 [お問い合わせ・無料相談はこちら]
緊急対応・短納期案件にも柔軟に対応致します。

まとめ|アポスティーユと外務省認証の違い

項目アポスティーユ外務省認証
対象国ハーグ加盟国非加盟国
手続き回数1回(外務省のみ)2回(外務省+大使館)
スピード早い時間がかかる
費用無料大使館費用が発生する場合あり

👉 国によってはどちらの手続きが必要か判断が難しいケースもあります。
迷ったときは、専門家に確認することで時間とコストを大きく節約できます。

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