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公正証書

公正証書とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説

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行政書士三品美咲事務所

三品 美咲

監修記事
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公正証書とは?

公正証書とは、公証人(法律の専門家)が作成する公的な文書のことです。
「契約内容をしっかり証拠に残したい」「後で争いにならないようにしたい」といった場合に利用されます。

代表的な例としては、

  • 遺言(遺言公正証書)
  • 離婚協議(養育費や財産分与)
  • 金銭消費貸借契約(借用書)
  • 各種契約の取り決め

などがあります。

公正証書のメリット

1. 強制執行できる

金銭の支払いについて取り決めた場合、公正証書に「強制執行認諾条項」があると、裁判をしなくても強制執行が可能です。
例えば「養育費の支払いが滞った場合」「借金を返してもらえない場合」に、すぐに差し押さえ手続きに進めます。

2. 紛争予防になる

公証人が関与して作るため、曖昧な取り決めや一方的に不利な内容はチェックされます。
その結果、後々「言った・言わない」のトラブルを防ぎやすくなります。

3. 紛失しても安心

公正証書は公証役場で原本が保管されるため、紛失や破損をしても「正本」や「謄本」を再度取得できます。

公正証書のデメリット

1. 費用がかかる

作成には公証役場に支払う手数料が必要です。
内容や金額によって異なりますが、数千円〜数万円かかるケースもあります。

2. 公証人に内容を見せる必要がある

公正証書は公証人が内容を確認して作成するため、プライベートな取り決めでも一定範囲は公開する必要があります。
「第三者に見せたくない」という人には心理的なハードルになる場合もあります。

公正証書を作る流れ

Step1:お問い合わせ・相談

  • まずは行政書士にご相談いただきます。
  • 作りたい公正証書の種類(遺言・離婚・金銭契約など)や背景事情をヒアリングします。

Step2:内容の整理・アドバイス

  • ご希望の内容を整理し、「公正証書に盛り込める部分」「法律上難しい部分」を確認します。
  • 必要に応じて代替案や追加提案を行い、実現可能な形に整えます。

Step3:必要書類のご案内

  • 戸籍謄本、住民票、印鑑証明書など、ケースごとに必要な書類をご案内します。
  • 書類の取り寄せも行政書士が代行できる場合があります。

Step4:文案作成

  • 行政書士が公正証書の原案(文案)を作成します。
  • ご依頼者と確認を重ねながら、具体的な条項を固めていきます。

Step5:公証人との調整

  • 行政書士が公証役場に連絡を取り、文案を確認してもらいます。
  • 日程調整や必要事項の確認も行政書士が代行します。

Step6:公証役場での作成・署名

  • 公証役場に出向き、公証人の前で署名・押印を行います。
  • 行政書士が同席し、スムーズに手続きできるようサポートします。

Step7:公正証書の交付

  • 正本や謄本を受け取り、公正証書が完成します。

行政書士がサポートできること

公正証書を作る際には、事前の準備が非常に重要です。
行政書士三品美咲事務所では

  • 公正証書にまとめるべき内容の整理
  • 必要書類の確認・収集サポート
  • 文案の作成(公証人と調整しやすい形に整える)

などを行い、公証役場での手続きをスムーズに進めるお手伝いをします。

まとめ

公正証書は、将来のトラブルを防ぐために非常に有効な手段です。
「契約を確実に残したい」「遺言を安心して残したい」と考えている方は、一度検討してみる価値があります。

👉 公正証書の作成について詳しく知りたい方、具体的にサポートを希望される方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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