
「帰化申請の面接」で何を聞かれる?韓国籍の行政書士が、実体験をもとに解説!

行政書士三品美咲事務所


お世話になっております。三品美咲です。
私のホームページ「東京帰化申請・在留資格サポート室」へようこそ。
こんにちは。帰化申請・在留資格をサポートする、行政書士三品美咲事務所です。
帰化申請は、様々な手続きの中でも特に重要で、そして不安も多い手続きの一つです。特に、法務局の担当官と直接面談する「面接」は、申請者にとって大きな関門と言えるでしょう。
私の事務所にも、「面接の予約が全然取れない…」「面接で何を聞かれるか不安で…」「面接が終わってから結果が出るまでどれくらいかかるの?」といったご相談が数多く寄せられます。
自分自身、一度も日本から出たことがない在日韓国人の両親から、韓国籍として生まれ、今まさに、帰化申請の手続きを進めています。今回は、実体験をもとに帰化申請時の面接についてを解説します。
帰化申請面接の現状(予約から審査結果通知まで)

まず、帰化申請の面接を取り巻く現状についてお伝えします。
書類について
必要な書類は数多くあります。当HPの「お役立ち資料」よりダウンロードが可能です。
申請書や履歴書のほか「帰化の動機書」「国籍証明書」「資産・収入・納税の証明書」など、どうやったら書けるのか?そもそもどうやって手にいれるのか?と思えてしまうような書類を揃える必要があります。
作成の際は、行政書士と相談しながら作成するのがおすすめです。
面接の予約は取りにくい
現在、帰化申請のための面接予約は半年以上待ちでした。かつては帰化申請の受理から2〜4ヶ月程度と言われておりましたが、コロナなどの影響もあってか、時間を見ておいた方が良い状況です。
審査期間は1年ほど見ておくべし
面接後、申請が受理されてから結果が出るまでは、半年から1年程度かかると言われています。
面接時間は人それぞれ
面接時間は、10分程度で終わる人もいれば、1時間近くかかる人もいるようです。申請者の状況や履歴、担当官との相性などもあるでしょう。状況が複雑であるほど時間がかかる傾向です。
帰化申請の面接で実際に聞かれること

帰化申請の面接では、申請書類の内容に基づき、様々な質問がされました。
- 名前確認:氏名、生年月日、住所、国籍などの基本的な質問。
- 家族関係:配偶者、子供、両親、兄弟姉妹など、家族構成に関する質問。
- 帰化後の氏名・本籍地:現在、また帰化後、どこへ住むのか。また通名を取得する際は、どういった名前にするのか。
- 仕事:現在の仕事内容を確認されます。安定した収入を得ているか、納税の義務を果たしているか、今後の収入の見込みはあるか。
- 犯罪歴・借金:過去に犯罪歴や借金がある場合は、その内容や状況について詳しく説明を求められます。
面接で聞かれることは個人差があります。上記の例は基本的なもの。これらのほかに、申請書類に基づいた個人的な質問があります。
あらかじめ質問を想定しておくことが大切だと痛感しました。どんな質問であっても、正直に、そして具体的に答えることが重要です。
面接当日は、時間を守って、落ち着いた対応と丁寧な言葉遣いを心がければ、きっと大丈夫です。もし日本での生活が短く、「うまく日本語で話せるか心配」と感じているようなら、日本人の知人を見つけて、日本語が正しいかを見てもらうのもいいかもしれませんね。
まとめ
帰化申請は、あなたの人生にとって大きな決断です。その決意と、日本への愛着を、自信を持って伝えてください。
自分自身も、いままさに帰化申請の真っ最中です。今後、新たなトピックスがあれば体験談として残して参ります。
行政書士三品美咲事務所では、帰化申請に関するご相談を承っております。実際の経験をもとに、丁寧にサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
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