

行政書士三品美咲事務所
海外で取得した運転免許証、日本でもそのまま使えるの?
観光などの短期滞在なら「国際運転免許証(IDP)」で対応できますが、日本に中長期滞在する場合(例:留学・就職・結婚など)は、外国免許を日本の免許に切り替える「外免切替」が必要です。
この記事では、外免切替の費用、期間、必要書類、流れについて、わかりやすくまとめました!
「外免切替」とは、外国で有効な運転免許を、日本の普通自動車免許に変更する公式な手続きのことです。
多くの場合、学科試験や技能試験が必要ですが、一部の国は試験が免除されます(※後述)。
内容 | 費用(税込) |
---|---|
運転免許証切替申請手数料 | 約 2,550円 |
試験(学科・技能)の受験料 | 約 2,500円(都道府県により異なる) |
交付手数料(免許発行時) | 約 2,050円 |
日本語翻訳文(JAFの場合) | 4,000円〜(国によって異なる) |
証明写真(必要な場合) | 700〜1,000円程度 |
💡 合計:約7,000〜10,000円前後(翻訳代込み)
※試験に不合格になると、再受験費用が追加でかかります。
状況 | 所要日数 |
---|---|
書類審査 + 適性検査 + 面談 | 当日または数日 |
試験免除の場合(書類審査のみ) | 最短で 1日〜1週間程度 |
試験ありの場合(学科・技能) | 2〜4週間以上(予約・再試験含む) |
⚠️ 地域によって混雑状況が異なるため、事前予約が必要な場合も多いです。
📝 Step 1:必要書類を準備する
以下の書類を揃えましょう:
・有効な外国の運転免許証(原本)
・日本語翻訳文(JAFまたは大使館発行)
・パスポート(過去の渡航履歴が分かるもの)
・在留カード
・証明写真(縦3cm×横2.4cm)
・取得国に3ヶ月以上滞在していた証明(スタンプ等)
📌 免許を取得した国に、最低3ヶ月間滞在していたことが条件になります!
📝 Step 2:免許センターで申請
運転免許試験場(都道府県ごと)に行きます
予約が必要な都道府県もあるので、事前にウェブサイトで確認しましょう
📝 Step 3:書類審査・適性検査・面談
視力検査、簡単な質問(どうやって免許を取ったか など)
内容に問題がなければ、次のステップへ進めます
📝 Step 4:試験(対象者のみ)
試験が必要な国の免許所持者は、学科試験(10問)と実技試験を受ける必要があります
実技試験は「場内コース(教習所スタイル)」で行われます
📝 Step 5:合格後、免許交付!
合格すればその場で免許証が交付されるか、後日郵送で受け取れます
下記の国は、書類審査と適性検査のみで、日本の免許に切り替え可能です(※変更の可能性あり)。
✅ 例:試験免除国(一部)
🇫🇷 フランス
🇩🇪 ドイツ
🇬🇧 イギリス
🇧🇪 ベルギー
🇰🇷 韓国
🇨🇦 カナダ(一部州)
🇳🇿 ニュージーランド
🇦🇺 オーストラリア(一部州)
🔎 最新の試験免除国一覧は、警察庁またはJAFの公式サイトで確認しましょう。
→ 基本的には有効な免許のみ対象です。失効している場合は難しいです。
→ 身分証明や将来的なためにも、切替しておくと便利です。
→ 国際免許は短期(1年以内)限定。長期滞在者は外免切替が必要です。
項目 | 内容 |
---|---|
手続き費用 | 約7,000〜10,000円程度(試験免除の場合) |
手続き期間 | 最短1日〜、試験ありなら数週間 |
試験の有無 | 国によって異なる |
予約 | 多くの地域で事前予約が必要 |
「外免切替が必要かどうか分からない」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください。都内在住の方で外免切替を検討している方はこちらの記事もおすすめです。
初めての手続きは不安も多いと思いますが、一歩ずつ進めていけば大丈夫。
この記事が少しでも皆さんの不安を減らすきっかけになればうれしいです。
日本での安全運転、応援しています!