

行政書士三品美咲事務所
「外国免許で日本を運転できるの?」
外国人観光客や、海外在住経験のある日本人からよく聞かれる疑問です。
実は、条件さえ満たせば日本でも合法的に運転が可能なんです!
このブログでは、最新の情報をもとに「外国免許が日本で有効かどうか」を分かりやすく解説します。
① ジュネーブ条約加盟国の免許+国際運転免許証(IDP)
海外で運転免許を取得した人が日本で運転できるもっとも一般的な方法がこちら。
運転できる条件:
・ジュネーブ交通条約(1949年)に加盟している国で発行された運転免許証
・同国で発行された国際運転免許証(IDP)
有効期間:日本に入国してから1年
もしくは国際免許証の有効期限内(どちらか短い方)
ジュネーブ条約加盟国の例:
アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、フィリピン、タイ、イタリア、フランスなど多数
注意点:
IDPが有効でも、日本入国から1年を過ぎると運転できなくなります
日本国内ではIDPだけでなく、元の免許証本体の携帯も必須
② 特定国の免許+日本語翻訳文でOKな場合
以下の国・地域の免許は、日本語の翻訳文を添えるだけで日本での運転が可能です。
対象国・地域:
スイス
ドイツ
フランス
ベルギー
モナコ
台湾
必要書類:
・有効な外国の運転免許証
・日本語翻訳文(JAFまたは各国の大使館・代表機関が発行)
有効期間:こちらも原則として、日本に入国してから1年間
以下のケースでは、そのままでは日本で運転できません。
❌ 国際免許証を持っていない
❌ ジュネーブ条約に加盟していない国(例:中国、インド、ロシアなど)
❌ 1年以上日本に滞在している(観光目的ではない)
このような場合は、外国免許の切り替え(外免切替)が必要になります。
外免切替とは?
外国で取得した免許を、日本の運転免許証に正式に切り替える手続きのことです。
外免切替に必要なもの(一般的な例)
・外国の運転免許証(有効なもの)
・日本語翻訳文(JAFまたは大使館など発行)
・パスポート
・在留カード
・証明写真
・免許を取得した国に過去3ヶ月以上滞在していた証明
国によって試験の有無が異なる
学科・技能試験が免除される国:フランス、ドイツ、ベルギー、韓国など
試験が必要な国:アメリカ、カナダ、その他多くの国
外免切替についてはこちらで詳しく解説しています。
Q1. 国際免許証だけで運転できますか?
いいえ、元の免許証本体も一緒に携帯する必要があります。
Q2. 日本語翻訳は自分でしてもいい?
翻訳はJAF(日本自動車連盟)か、各国の大使館・領事館で発行されたものが必要です。
Q3. 外免切替はどこでできますか?
全国の運転免許試験場で手続き可能です。予約制のこともあるので事前に確認を!
外国免許で日本を安全に運転しよう
「海外で取った免許が日本で通用するのか?」
最初は少しややこしく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば大丈夫!
旅行者は国際免許証で短期間運転OK、長期滞在者は外免切替を検討して、日本でのカーライフを楽しんでくださいね。
その他無料相談も承っております。