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帰化申請

帰化は本当に得?知っておくべき5つのデメリット

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行政書士三品美咲事務所

三品 美咲

監修記事
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お世話になっております。三品美咲です。
私のホームページ「東京帰化申請・在留資格サポート室」へようこそ。

「日本でずっと暮らしたい」「もっと日本社会に溶け込みたい」。そう思って帰化を検討している方もいるのではないでしょうか?

帰化には、日本のパスポートを取得できたり、選挙権を得たりと、たくさんのメリットがありますよね。

しかし、メリットばかりに目を奪われて、デメリットを見落としていませんか?

帰化は、あなたの人生における大きな決断です。メリットだけでなく、デメリットもきちんと理解した上で、本当に帰化すべきなのかを判断しましょう。

今回は、帰化のデメリットと注意点について、詳しく解説していきます。

なおメリットについてはこちらの記事で解説しています。あわせてご覧ください。

帰化によるデメリットとは?

帰化によって、どのようなデメリットが生じるのか、具体的な例を挙げながら見ていきましょう。

母国の国籍を失う

日本は二重国籍を認めていません(喪失要件)。帰化すると、あなたの母国の国籍は失われてしまいます。

「将来は母国に帰りたい」「母国の家族と繋がりを持ち続けたい」と考えている方にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。

また、母国の国籍を再取得するのは、非常に難しいケースが多いです。帰化によって母国へ帰りにくくなる点に注意が必要です。

母国での権利が制限される

帰化によって、母国での権利が制限される可能性があります。例えば、以下のような権利を使えなくなることが多いです。

  • 選挙権・被選挙権
  • 年金などの社会保障制度の利用
  • 就労の制限、土地などの財産所有

具体的には、母国で不動産を所有している場合、その権利が制限される可能性もあります。

また、「母国に行く際にビザ(査証)が必要になるケースがある」ということも把握しておきましょう。特に中国、インドなどから帰化する方は注意。日本のパスポートは190カ国以上にビザなしで入れますが、中国とインドはビザが要ります。

手続きが大変

帰化申請の手続きは、非常に煩雑です。まず、収入印紙代や申請手数料など、費用がかかります。

多くの書類を準備する必要があり、時間も労力もかかります。さらに、帰化申請理由書や履歴書など、自分で作成しなければならない書類もあります。

法務局の窓口で面接を受ける必要もあり、審査期間も長期間に及ぶことがあります。

要件についてはこちらの記事でも解説しています。

知識が必要

帰化申請には、国の言語や文化の知識を証明する試験などの要件があり、これらを満たすためには準備や学習が必要となります。

例えば日本に帰化する場合、日本語での会話に加え、読み書きの能力が問われます。

日本語は難しい言語です。海外から日本に来た人はもちろん、日本で育った人にとっても、敬語や漢字は難しいです。「ひらがなはOKだけど、漢字はまったく無理!」など、言語に不安がある場合は勉強が必要です。

精神的な負担

国籍を変えることは、アイデンティティの喪失感や葛藤を伴う可能性があります。帰化によって、「自分は○○人である」というアイデンティティを一部失うことになります。帰化による心理的な影響も、考慮しておく必要があります。

帰化で失うモノもあることを知っておこう

日本で暮らす場合、日本国籍を持った方が圧倒的に暮らしは有利です。その一方で、母国での権利を失ったり、自分のアイデンティティを失うリスクがあります。

また、帰化の申請自体が、あまり簡単ではないという課題もあります。

帰化を検討する際は、メリットとデメリットを比較検討し、慎重に決断しましょう。そして書類作成などの実務は行政書士に依頼するのが安心です。

行政書士は、帰化申請に関する専門家です。必要書類の準備や手続きの代行はもちろん、帰化申請に関する疑問や不安にも、丁寧に答えてくれます。

行政書士三品美咲事務所では、帰化申請に関するご相談を承っております。丁寧にサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

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