

行政書士三品美咲事務所
お世話になっております。三品です。
今回は行政書士を目指す方々に向けて、自分の経験談を踏まえながら、色々な情報を書いていこうと思います。
あくまでも私個人が、受験生時代に行っていたことや感じた事などをお伝えしますので、必ずこうしなければいけないというわけではないです。ご自身のやり方にあった方法を見つける機会にしていただければと思います。
私の最終学歴は中卒で、法律関係の勉強は勿論初めてでした。
勉強方法は完全独学で、Twitter(現Ⅹ)などもやっておらず、受験生同士の情報交換などもありませんでした。
最終的な勉強時間は合計600時間いかないほどで、教材費は受験料込みで30,000円くらいでした。
点数は記述抜き156点の、記述が40点で合格196点で1発合格でした。
まず大前提に、行政書士試験について知りましょう。
受験資格は特になく、誰でも受験できます。
年度により違いがあると思いますが、申込期間は概ね7月下旬から8月下旬になります。
(郵便かインターネットから申し込めます。)
試験は11月に行われます。時間は3時間にも及ぶのでかなり大変な試験かと思います。
受験料は10,000円ほどです。
私は8月の5日に行政書士試験というものを知り、その日の夜にインターネットから申し込みました。
試験勉強で1番重要といっても過言ではないと思っていることが、スケジュール管理です。
私は受験申込日=受験勉強開始日だったので、そこから試験前日までの期間を計算し、勉強スケジュールを考えました。
ネットで調べると、合格に必要な勉強時間はおおよそ1000時間と書かれていたので、約3か月間でこのくらいの時間を勉強に費やすとなると、1日最低でも10時間は確保しないといけないことになり、これをノルマにしました。
1日の勉強時間をあらかじめ決めておくことでルーティン化するので、お勧めします。
さらに手持ちのカレンダーなどにその日の勉強時間を記録していくことで、あとで見返したときにモチベーションにつながるので実践していました。
受験生時代を振り返って行政書士試験で重要だと感じる事は、勉強自体より、メンタルを維持することだと思います。モチベーションを維持することがかなりしんどかったです。
とにかく過去問をまわすのが1番だと思います。
私が愛用していた教材は合格革命の肢別過去問集です。
この教材は20周以上繰り返し解いて、思入れがあるので今でも事務所に飾っております。
あとは何でもいいので六法を一冊持っておくといいと思います。(薄くて小さいものがオススメ)
私は移動時間も勉強できるように、外出時は必ず六法を持ち歩いていました。
教材はいくつか購入したんですが、この2冊を特に使い込みました。
基本テキストや予想問題集なども購入していたんですが、こちらはほぼ使用していません。
最初のころは自分でまとめノートを作ったりもしていたんですが、これも時間の無駄でした。
そんな時間があるなら過去問をやっていた方がいいです。
一般知識の対策は、日頃からニュースを意識して見る程度で、記述の対策は、しっかり勉強をしていれば自然と書けるようになってくるのであまり特別なことはしていません。
行政書士試験には、法令科目と一般知識の2種類があります。
法令科目は
に分かれていて、一般知識は令和6年度より基礎知識に変わり
に分かれます。
行政書士試験には足切りが存在するのですが、そんなことは一旦無視して勉強を進めていいと思います。しっかり勉強をしていれば足切りは回避できますので怖がることはないです。
ポイントになってくるのは、行政法と民法です。
私は行政法が最初苦手で苦労しました。行政法の勉強のコツは、今どこを勉強しているかをしっかり理解しながら進めていくことです。条文丸暗記もいいと思います。
民法は比較的好きな科目であんまり苦労しなかったんですが、私は日常的に民法と照らし合わせてその日起きたことや、物事を考えるようにしていました。
民法は理解、それ以外は暗記が大事になってくると思います。
科目の勉強順は基本的にどれから始めてもいいと思いますが、民法は先ほども述べたように理解が大事になってくるので、早めに勉強開始することをお勧めします。
勉強時間の割合的には、法令科目が8割、一般知識(基礎知識)が2割くらいの感覚です。
法令科目の中でも、民法>行政法>会社法>憲法>基礎法学、商法の順番で勉強時間をさきました。会社法、商法は深入りすると抜け出せなくなるので必要最小限の勉強でいいと思います。
今回は自分の経験談を踏まえながら、色々書かせていただきました。
何か1つでも受験生の皆様に役立つ情報があればなと思います。